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骨髄バンクのドナー登録のデメリットとリスクは?登録前に知っておきたい!

骨髄バンク その他

2019年2月12日に競泳女子の池江璃花子選手が白血病を患っていると公表されたことで、骨髄バンクに興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。ですが骨髄バンクの登録の方法やドナー登録のデメリットとリスクなど知識がないため、怖いイメージをお持ちの方もいると思いますので、今回は「骨髄バンクのドナー登録のデメリットとリスクは?登録前に知っておきたい!」について調査いたします。

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骨髄バンクドナー登録とは?

「骨髄バンク」とは白血病を代表とした血液のがんと言われる病気などのため骨髄の移植が必要としている方と、それを提供指定もいいという方を結び合わせる国がしている事業のことです。

適合する確率は兄弟姉妹の間でも25%、血縁関係のない他人同士ともなると数百〜数万分の1もの確率となります。移植を望んでいる全ての希望者が提供を受けるには、一人でも多くのドナー登録が必要なのです。

「公益財団法人 日本骨髄バンク」は骨髄・末梢血幹細胞を提供したいと考えている人たちに候補者として骨髄バンクに登録していただき、患者さんとの間で平等に調整しまとめてくれるお仕事をされています。

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骨髄バンクドナーに登録できる人

骨髄バンクに登録できる人にはいくつかの決まりがあります。

登録には提供の内容を十分に理解していること、年齢が18歳~54歳までであり持病がない方、体重が男性で45kg~/女性は40kg~の方でないといけません。

骨髄バンクにドナー登録できる年齢は20歳~55歳までであるとされています。これは適合検索が開始されるのが20歳からであり、コーディネートの対象とならなかった方は55歳の誕生日を迎えた時点でドナー取り消しになるためです。

 

骨髄バンクドナーに登録できない人

今度は骨髄バンクに登録することが難しいケースをお伝えしていきます。

一つ目は病気を治すために体を休めておられている方または薬を服用されている方で、気管支喘息・肝臓病・腎臓病・糖尿病などの慢性疾患の方、悪性腫瘍(がん)・膠原病(慢性リウマチなど)・自己免疫疾患・先天性心疾患・心筋梗塞・狭心症・脳卒中の病気を患ったことのある方です。

そのほか*悪性高熱症の場合は本人または家族に病歴がある方*食事や薬で呼吸困難や高度の発疹などの既往歴のある方も対象外です。

二つ目は最高血圧が151以上または89以下・最低血圧が101以上の方、過度の肥満の方(体重kg÷身長m÷身長mが30以上の方)です。

三つ目は輸血を受けたことのある方・貧血の方・血液の病気の方、ウィルス性肝炎・エイズ・梅毒・マラリアなどの感染症の病気の方です。

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骨髄バンクドナーに登録までの流れ

骨髄バンクに登録するには、どうしたらよいのでしょうか?

全国各地の献血ルームや保健所・保健センターなどに登録窓口を設置されています。また日本赤十字社などの協力を得て開催されているドナー登録会で手続きすることが可能です。約2mlの採血でHLA型を調べることができ、時間は約15分程ですみます。費用は一切かかりません。

登録してもすぐに提供が可能になるというわけではありません。適合した場合その通知から提供に当たるまで約120から130日ほどの日にちがかかるようです。

骨髄バンクのドナー登録リスク、家族への影響

骨髄バンクのドナーに登録するにあたってリスクやデメリットが全くないわけではありません。

まずあげられるのは家族に影響があることです。登録後ドナー候補者に選ばれますと色々な説明(リスクなど)を受けた上で最終的な意思の確認が行われます。その際骨髄移植では全身麻酔が施されますので家族の同意が必要となるのです。せっかく登録し提供者になれたとしても家族の同意が得ることが出来なければ提供することが出来ません。なので登録する前にちゃんと家族で話し合い提供者となった時は家族から同意を得ることができるよう相談をしておくことが大切です。

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骨髄バンクのドナー登録リスク、仕事への影響

ドナー登録後ドナー候補者に選ばれますと、確認のための検査としてドナー候補者とコーディネーターとの間で連絡調整や採取についての詳しい説明があったり、健康状態を調べるための採血や医者の問診など何度か病院に通わなくてはいけません。

さらに実際に骨髄・末梢血幹細胞の提供を行う際にも数日間の入院が必要とされます。その度ごとに会社(仕事)を休むことになるため、有給など使えるのか?など事前に調べ経済面での影響に負担はないのか確かめておく必要があります。

骨髄バンクのドナー登録リスク、私生活への影響

前文でも記しましたが、骨髄移植では3泊4日から4泊5日・末梢血幹細胞移植の場合は4泊5日から5泊6日ほどの入院期間が必要とされます。つまりこの間は家を空けることとなり、例えば小さなお子さんがいる家庭や介護を必要とされるご家族がいる家庭などは誰かに留守の間家のことをお願いしなくてはなりません。

移植直前になって家を空けることが出来ないからなどと様々な理由で辞めてしまうという方も多いようです。ドナーが見つかるのを待っている方からしてみると、せっかく適合者が見つかり希望が見えた矢先いきなり中止となればそれはとても悲しいことです。なのでしっかりリスクやデメリットに関して理解し話し合った上での登録が必要なのではないでしょうか。

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骨髄バンクドナー登録にお金はかかる?報酬はある?

骨髄バンクのドナーに登録する提供者にお金がかかることは一切ありません。ドナーの入院費用などかかるお金は患者さん側の保険で支払われます。その時の空きで個室になって費用が高くなった場合も患者さん側の負担となるようです。また病院までの交通費などもきちんと請求すれば戻ってくるようです。

骨髄提供への報酬(謝礼)はありません。と言いますかそもそもお互いの情報提供はされていません。(年齢と性別くらいは教えられるそうですが)ですが無事終了した時は骨髄バンクを通してではありますが1年間の手紙のやり取りは許可されているようです。お金でより人生をも変える瞬間に立ち会えるのですからどんな報酬を得るよりありがたい経験を得ることになるのではないでしょうか。

骨髄バンクのドナー登録のデメリットとリスクは?登録前に知っておきたい!のまとめ

今回は「骨髄バンクのドナー登録のデメリットとリスクは?登録前に知っておきたい!」について書いて参りました。

今の日本では1年毎に新たに白血病などの血液のがんと言われる病気を発症してしまう方が約1万人をこえるそうで、そのうちドナーを必要とする患者さんが1年に2千人超えているそうです。しかし実際に移植できるのは60%ほどの方、40%の方は今もドナーを待ち続けています。少しでも沢山の人のドナー登録が待ち望まれている現状ですが登録する方も正しい知識(特にリスクやデメリット)をちゃんと理解し、患者さんも提供者もお互いに後々後悔ないようそして幸せになることが大切だと思います。

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