映画「花とアリス殺人事件」は、「ヴァンパイア」などを手掛けた岩井俊二監督の2004年に公開の『花とアリス』を自身初の長編アニメーション作品として作り出した力作です。
これまで数々のヒット作品を世に送り出してきた岩井俊二監督のアニメ作品ということで注目度も高いです。
というわけで今回は「映画 花とアリス殺人事件のあらすじ・ネタバレ感想」について詳しく紹介致します。
【映画】花とアリス殺人事件の作品情報とキャスト
【作品情報】
2015年2月20日公開
上映時間:100分
製作国: 日本
配給: ティ・ジョイ
映倫区分: G
監督:岩井俊二
原作:岩井俊二
脚本: 岩井俊二
製作: 中山良夫、岩井俊二、古田彰一、遠藤茂行、水口昌彦、都築伸一郎
ゼネラルプロデューサー: 奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー: 門屋大輔、高橋望
企画: 岩井俊二、石井朋彦
プロデュース:岩井俊二、石井朋彦
プロデューサー: 岩佐直樹、水野昌
アニメーションプロデューサー: 川瀬毅
CGディレクター: 櫻木優平
ロトスコープアニメーションディレクター: 久野遥子
色彩設計: 片山由美子
美術監督: 滝口比呂志
実写撮影監督:神戸千木
音楽:岩井俊二ヘクとパスカル
【キャスト】
蒼井優:アリス
鈴木杏:花
勝地涼: 湯田光太郎
黒木華:萩野里美先生
木村多江:堤ユキ
平泉成:黒柳健次
相田翔子: 有栖川加代
鈴木蘭々: 陸奥睦美
郭智博: 朝永先生
キムラ緑子: 荒井友美
【映画】花とアリス殺人事件のあらすじとネタバレ
史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。二人が出逢ったとき、世界で一番小さな殺人事件が起こった。 石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス/声:蒼井優)は、一年前に3年1組で起こった、「ユダが、四人のユダに殺された」というウワサを聞かされる。さらに、アリスの隣の家がと呼ばれ、近隣の中学生に怖れられていることを知る。その花屋敷に住む「ハナ」ならユダについて詳しいはずだと教えられたアリスは、花屋敷に潜入する。そこで待ち構えていたのは、不登校のクラスメイト・荒井花(通称ハナ/声:鈴木杏)だった…。
石ノ森学園中学校に転校してきた中学3年生のアリスこと有栖川徹子。
そんなアリスが1年前に3年1組についての噂を耳にするのです。
その噂とは、「ユダが、4人のユダに殺された」というものでした。
アリスはは自分の家の隣の屋敷が「花屋敷」と呼ばれ、近くの中学生たちを怖がらせているということを知るのです。
そこでアリスは、隣に住むハナならユダについて何か知っていると聞かされ、花屋敷へ足を運んだのです、、、。
【映画】花とアリス殺人事件の感想と見どころ
映画監督、岩井俊二さんによる初の長編アニメーションということで話題になった作品です。
岩井俊二監督の独特の感性を表現した作品で、岩井イズムが感じられるはずです。
それもそのはず、原作、脚本、音楽と監督の全てを岩井俊二さん自身が担当しているのですから、この作品に対する力の入れようがわかります。
声優陣も実力派ばかりが名を連ねています。
主人公アリスを演じるのは、女優の蒼井優さん。そしてハナを演じるのが鈴木杏さん。
お二人ともキャラクターにマッチしていて、これ以上ないキャスティングです。
蒼井優さんの演じるアリスのヤンチャさは、可愛らしくもあり上手く表現しています。
これまで数多くの実写映画を手掛けてきた岩井俊二監督だけにアニメでもやっぱり美しい映像となっています。
何よりも登場するキャラクターがとにかく、無邪気で、見ているこっちまでそんな気分にさせられます。
ストーリー展開としては、特に大きな山場はないのですが、淡々とした日常がまた映画の雰囲気を繊細に作っています。
何気ない会話のやりとりさえ、作風が出ています。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は映画「花とアリス殺人事件」のあらすじ、ネタバレや感想についてまとめてみました。
映画「花とアリス殺人事件」は、見終わった時には、やっぱり「岩井俊二」だなぁって思える岩井ワールド全開の作品です。
岩井ファンならもちろん必須の作品ですが、それ以外でまだ見ていない方にもおすすめの作品です。